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お知らせ

2022.01.20
体験記

e-Bike で巡る霧島大人旅【DAY1】

朝晩が涼しくなり、すっかり秋らしい気候となった 10 月某日。
友人と一緒に、“1 泊 2 日、霧島のちょっと大人旅”を体験して来ました。
今回、私たちが旅のお供に選んだのは、霧島観光協会がレンタルサイクルしている YAMAHAの YPJ-TC(E-bike)。
E-bike とは、スポーツタイプの自転車にアシスト機能がついたもので、サイクリング本来の楽しさを損なわず、ラクに走れるのが特長なんだとか。

アシスト機能が付いているとはいえ、近所のコンビニさえも車で向かうほど“車依存症” の私…。最後まで根を上げることなく楽しめるのか不安でいっぱいだったけれど、霧島 観光協会の皆さんが優しくシフトチェンジの操作をレクチャーしてくださり、早速試乗 運転。場内をクルクル練習し、“初心者の私でも乗りこなせるかも!?”と根拠のない自 信つけたところで、いよいよ人生初の“チャリ旅”スタートです!

 

【DAY1】

私たちが最初に目指したのは、集合場所だった日当山西郷どん村から 7 キロほど離れた 「隼人新港」。

待ち構える坂道を目前に、早速教わったばかりのシフトチェンジにトライ! “カチャカチャ”とギアが切り替わると、フワッと車体が軽くなり負荷を感じることな くグングン前進。学生の頃、息を上げながら立ち漕ぎしていたアレとは違う…。

アシスト機能って凄い!

気持ちのよい風を頬に感じながら川辺を走っていると、鴨の親子が気持ちよさそうに泳 いでいたり、野原でヤギがムシャムシャと草を食べていたり。

これまで何度もこの橋を渡ったことがあるのに、気づくことのなかった新鮮な景色。 電 車や車の旅も良いけれど、こうした思いもよらない発見や美しい景色との出会いが、自転車旅 の醍醐味だと感じさせられた瞬間でした。

自転車の強みは、車では通れないような細い道も楽々進めること。路地裏を抜け、お散歩中の 人たちと「こんにちは〜」と挨拶を交わしながら海沿いを進むこと 20 分。 あっという間に隼人港へ到着しました。

港には大人が 10 人ほど乗船することのできるサロンクルーザーと優しそうに笑う船長の岩村 さんの姿が。

今回の“ちょっと大人旅”、最初の目的は『鹿児島霧島錦江湾クルーズ』。

この『鹿児島霧島錦江湾クルーズ』は、時間区切りで選べる様々なコースがあり、行きたい所 や見たい場所があればリクエストに答えてくれるそう。なんて贅沢!

1 運行 1 組(ワングループ)限定のチャータークルーズなので、家族や友人との記念日や思い 出作りにオススメです。

早速お手伝いを頂きながら自転車を船に積み込み、雄大な桜島と錦江湾の美しい景色を海から 臨むプライベートクルーズへと出港です!

この日の海はとても穏やかで、岩村さんのガイドの元、『中ノ島』『隼人三島(別名:神造 島)』島の人口がたった 2 人という『新島』など、数々の島巡りを満喫しました。

こんな贅沢なクルージングはもちろん人生初!みんな思い思いに写真を撮ったり、座る席を交 代してみたりと子供みたいにはしゃいでましたよ♪

【生まれ育った自分の島が無人島になるのを懸念し、北九州から U ターンした佐々木さんご夫妻が暮らす新島】

 

「運が良ければイルカに会えるよ〜」と聞いていたので、必死に探したけれど今回は残念なが ら出会えず…。次こそは会えるといいな。

楽しすぎたせいか 2 時間半の船旅もあっという間に終わり、私たちを乗せた船は福山港へと到 着。さぁ、自転車を降ろして次の目的地へと出発です!

 

お腹が空いていたこともあり、到着までの道のりは正直ちょっと息が上がったけれど、声を掛 け合いながら上り坂と戦います(笑)

霧島市福山町は『黒酢』の生産が盛んで、ズラリと並ぶ壺を至るところで目にすることができ ます。なんでも福山町は昔、商人の町だったとか。黒酢が造られ始めたのは、約 200 年前。湧 き水も豊富で、冬は暖かく、夏は涼しい気候が黒酢作りにとても適していたそうです。

ほどよい空腹を感じつつ、走ること 20 分。

福山黒酢で有名な『桷志田(かくいだ)』へと到着しました。 店内に入ると、熟成黒酢はもちろん、フルーツ黒酢や黒酢ポン酢、食べる黒酢にマヨネーズま で所狭しと並ぶ商品の数々。

ダイエットや美容に効果が高いと言われる黒酢商品に女性陣は興味津々です。

りんごやたんかんの生フルーツ黒酢の試食も抜かりなくチェック!(笑)

フルーツの甘味で黒酢独特のツンとくる酸味が緩和され、とっても飲みやすい♪ お土産に喜ばれる珍しい商品ばかりなので、桷志田へお越しの際はぜひ手に取ってみてくださ いね。

店内を抜けて外に出ると、一面に広がる『壺畑』。

【満開に咲くブーゲンビリアと霧島の山並も美しかった】

【よく見ると、ひとつひとつの壺に仕込みを始めた時期が記載されています】

この壺は『アマン壺』と呼ばれる黒酢の仕込み壺で、昼の太陽、夜の冷気にさらしながらじっ くり根気よく発酵熟成させていくそう。黒酢造りに携わる職人を”黒酢杜氏”と呼び、うまく発 酵が進んでいるか、一壺一壺毎日覗き、見守っているそうです。

これぞ職人の技、凄いなぁ…。

 

一通り施設見学を終えたらお楽しみのランチタイム。本日は施設内 2 階にある『日本初の黒酢 レストラン』で頂きますよ。もちろん、メニューは黒酢をふんだんに使用した美味しそうなお 料理ばかり。壺畑と桜島を一望しながら食事を楽しむことが出来るのも嬉しいポイント。

私は、『黒豚のなんこつ煮』を選びました。熟成黒酢でトロトロになるまでじっくり煮込まれ たお肉は柔らかくて、トロける美味しさ!

【メインの黒豚なんこつ。ボリューム満点!かつヘルシーなお料理は女性の味方。】

食前酢や前菜があるのも嬉しいですね。見た目の華やかさはもちろん、どれも絶品!

“その土地ならでは”のグルメを楽しむのも旅の大きな目的のひとつ。旅先でしか味わうことの 出来ないご当地グルメをぜひご堪能アレ。

 

お腹もいっぱいになったところで、次の目的地へ。

向かったのは、桷志田から自転車で 10 分ほどの距離にある『旧田中別邸』。

旧田中別邸は福山中学校創立した田中省三氏が、1992 年に鹿児島県霧島市に建造した別邸で、現在、県の有形文化財に指定されています。建築資材や職人すべて、阪神方面から集めて造っ たという建物は高価な特殊材料がふんだんに使われているので見どころ満載。

想像以上のスケールを持つお庭は圧倒的でした。

しかし、こんな立派なお屋敷が『別荘』だなんて…、羨ましい限り…。

こちらの建物は霧島市福山支所が管理していて、事前に申請すればブライダル撮影やイベントも行うことができる様なので是非チェックしてみてくださいね。

さて、ゆっくりと静かな時間を楽しんだところで本日の旅はここまで。

日が暮れる前に宿へと向かいます。

【宿に向かうまでの道のり。黄金色の田んぼ道を自転車で!気持ちいい〜】

 

今夜の宿泊先は、霧島市隼人町にある『野鶴亭』。福山町からは自転車で 45 分くらいの距離 感です。

【途中、寄り道して海へ。こうして気軽に立ち寄れるのもチャリ旅の特権。】

【立ち寄った海で出会ったにゃんこ。人懐っこくて寄ってきてくれました。】

宿までの道のりには本日一番のハードル…長い長い峠が待ち構えていました。

終わりの見えない上り坂に、時より弱音を吐いたり励まし合ったり。慣れないサドルにちょっ とお尻が痛くなったりもしたけれど、最後まで足を付かずに登りきった時の達成感!普通の自 転車だったら絶対に登り切ることはできなかっただろうな…。

年齢や体力を言い訳にこれまで運動することを避けて来たけれど、E-bike の“強いアシスト力” があれば坂道だって怖くない!(笑)

無事、日が沈む前に到着することが出来ました。

チェックインを済まし、早速お部屋へ。

今回通されたお部屋は離れ別邸にある『秋成庵(しゅうせいあん)』の間。

お庭には美しい日本庭園が広がり露天風呂も。

野鶴亭のある日当山温泉郷は 800 年の歴史を持ち、西郷隆盛や坂本龍馬など歴史上の英雄にも愛された名泉とされています。

縁側に腰掛け、露天風呂に足をつけてホッと一息ついていると、中居さんがお抹茶と砂糖菓子 を届けてくれました。

『疲れたときこそ甘いもの』…さすがプロの気遣い!!程よい旅の疲れも一気に取れちゃうような、嬉しいサービスでした。

夕食までもう少し時間があったので、友人と一緒に大浴場へと向かいます。

大浴場には内湯と露天風呂(岩風呂・檜風呂の二種類)・サウナも完備されていて、もちろん湯加減は最高! 野鶴亭の大浴場は“源泉掛け流し”なので、温泉本来の泉質が持つ成分や色・香りや肌触りを感じることができますよ。

温泉王国と言われる鹿児島県民の私たちにとって、温泉は “特別”なものではなく“身近なもの”で、これまで意識することなく過ごして来たけれど。

友人と語らいながらゆっくり露天に浸かり体の芯から温まると、贅沢で恵まれた環境にいるんだなぁ〜と改めて気付かされた“良い湯”でした。

お風呂から上がる頃にはお腹もペコペコ(笑)待ちに待った夕食の時間です。

“部屋食”も可能ですが、せっかくなので旅を共にしたみんなで一緒に頂きます。

テーブルに並ぶのは、旬の食材をふんだんに使用した逸品の数々。

手間隙かけて作られた豪華な料理が出てくるたび、“ひゃ〜!”と感動の悲鳴が上がります。

【先付は雲丹の小茶碗蒸し】

 

【前菜から豪華】

 

【とろ〜り美味しい蓮根豆腐】

 

【お刺身の三種盛り】

 

【鴨ロースの治部煮】

 

【甘鯛の巻繊焼き】

 

【黒毛和牛しゃぶ鍋。】

【松茸・薩摩赤鶏・銀杏の土鍋炊き込みご飯】

【デザートは和栗のロールケーキ】

今日 1 日を振り返ると話が弾み、自然とお酒も進みますよね(笑)

楽しい時間はまだまだ尽きないけれど、明日もあることなのでそろそろお開き。

今日も 1 日、お疲れさまでした。

1泊2日、霧島のちょっと大人旅【DAY2】の記事はコチラ

 


 

ライター紹介:満崎 千鶴 鹿児島市在住のフリーライター。旅行情報誌向けの県内観光地の取材や鹿児島への移住者紹介記事など幅広く活動中。体験記の執筆は今回が初挑戦。 

アクセス

霧島市観光案内所(霧島神宮 大鳥居横)

〒899-4201
鹿児島県霧島市霧島田口2459-6
TEL :
OPEN : 9時~18時(4〜9月) / 9時~17時(10~3月)
休館日 : 12/30~1/2

日当山西郷どん村 観光案内所

〒899-5116
鹿児島県霧島市隼人町内1487-1
TEL :
OPEN : 9時~18時